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資産運用はなぜするべきなのか? 〜現役銀行員が考える必要性②〜

こんにちは!まりです。

 


今回は、前回の記事に引き続き、資産運用の必要性についてお話ししていこうと思います。

 


前回は、

 


① 今の預金はかなりの低金利

② 年金だけでは老後の生活費が賄えない!

③ 物価上昇で預金が目べりする!

 


の3つの対策として資産運用が必要だという話をしました。

 

→(前回のブログ:資産運用をなぜする必要があるのか?その必要性3つのうち1つ目を紹介。 - アラサー銀行員ブログ)

 

今回は、その②のお話をしていこうと思います。

 

 

 

② 年金だけでは老後の生活費が賄えない!

 

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おじい様おばあ様の時代の金利がいつまでも続いていたらよかったのですが、

この歴史的な低金利の中では、「預金絶対主義」のままだと、

知らず知らずのうち老後の生活が苦しくなる可能性があります。

 


その苦しくなる要因というのが、

(1)平均寿命•平均余命 

(2)年金額

です。

 

 

 

(1)平均寿命•平均余命

 


まず1つ目の平均寿命ですが、

厚生労働省によると、

2019年度において、日本人の平均寿命とは、

「男性 約81歳」「女性 約87歳」

だそうです。

(出所:厚生労働省「令和元年簡易生命表の概況」より作成)

 


また、もし65歳まで生きた場合の平気余命を見ますと、

男性は20年(85歳まで)、

女性の場合は、約25年(約90歳まで)

生きることとなるそうです。

 


もしその場合、

現在高齢再雇用で65歳まで働いたとしても、

男性の場合は約20年、女性の場合は、約25年間、

収入は年金のみで暮らしていかなければなりません。

 


その時に、平均的な生活を送っていると、

どのようなことが起こるでしょうか。

 


(2)平均的な年金額は?

 

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厚労省「平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、

厚生年金の平均受給月額は

男性で約16万5,000円、

女性は約10万3,000円

です。

世帯で考えると、平均26万8,000円ですね。

(https://www.mhlw.go.jp/content/000453010.pdf)

 


(ちなみに、自営業の方や専業主婦の方は、

国民年金のみなので

平均受給月額は、約5万6,000円です)

 


それに対して、生命保険文化センターの令和元年度「生活保障に関する調査」によると、

「ゆとりある老後生活費」は平均で36.1万円

と考えられているようです。

(https://www.jili.or.jp/research/report/chousa10th.html)

 


厚生年金のケースで単純計算をすると、

毎月9.3万円ずつ貯金から切り崩す

こととなります。

(ちなみに夫婦どちらとも自営業だった場合は、

平均24.9万を貯金から切り崩すこととなります)

 


では、そこから

女性の平均余命の約25年間では

いくら必要になるのかを計算します。

 


毎月9.3万円×12ヶ月×25年=2,790万円

 


となります。

 


皆さまは、65歳時点で、

世帯で2,790万円の貯金が必要となるのです!

どうですか?できそうですか?

(夫婦とも自営業の場合は、7,470万が必要になりますね😲!)

 


老後生活に必要な毎月の貯金額

 


ちなみに今30歳だとして、

単純に貯金だけで2,790万を貯めるのに

毎月いくらの貯金が必要なのかを計算してみます。

 


65歳まで働いたとします。

 


65歳ー30歳=35年間

 


2,790万÷35年間÷12ヶ月=約7万円(年間84万円)

 


となります。

 


単純に貯金だけだと、

世帯で毎月7万円貯金する必要があるんですね!

 


どうですか?多いと思いましたか?

それとも大したことないと思いましたか?

(ちなみに夫婦2人とも自営業だった場合は、毎月約18万の貯金が必要となりますね!)

 


「全然余裕だわ!」という人は、もしかしたら資産運用は必要ないのかもしれません。

しかし、もし「ちょっと厳しいかもしれない…」という人や、

「余裕があるけどもう少し良い生活がしたい!」という人は、

資産運用の必要があるかもしれません。

 


金利の効果

 

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ちなみに、今まで紹介したのは、

全く貯金の金利ない状態の場合です。

では、金利がついた状態だとどうなるのでしょうか。

 


例えば、毎月4万円を、

安定的だといわれる3%で

35年間運用していくとどうなるでしょうか。

 


そうすると、2,902万となります。(年間48万円×年金終価60.462)

 


金利がない状態で毎月4万貯まると、1,680万円なので、

1,222万円も差がありますね!

 


「毎月7万」と言われると、「えっ!」となると思いますが

「毎月4万」だと、一気にハードルが下がった気がしませんか(^^)!?

 


誤解しないように注意!!

 


ここで注意点なのですが

そうはいっても、資産運用は預金ではないので、

必ずしも3%ずっと同じ金利で運用し続けられるわけではないです!

 


+3%になるものは、ー3%になる可能性もあるのです。

 


前述で、毎月3万円を3%で運用するかしないかで、1,222万の差が出ると記載しましたが

逆にずっとーの場合には、-1,222万になる可能性だってあるのです。

 


ここまで極端なことはないと思いますが、

運用をしていく中で、ずっと一定の%で運用をしていくということは、今まで様々な投資信託の結果を見てきましたが中々ないです。

 


リスクを理解したうえでマイナスになるのと、

全く理解していなくてマイナスになるのでは、精神的ダメージが全く違うので、

必ずその点を理解したうえで資産運用はするようにしてください☺️

 


!ポイント!

意外と長いセカンドライフは、平均的な年金だけだと賄えない!

セカンドライフの生活費のために、資産運用の必要がある!

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました☺️♡